成功事例:日系医療機器メーカー・薬事品質部門長

situation

クライアントは、日系医療機器メーカーのベンチャー企業。QA(品質保証)RA(薬事)部門長が不在の中、直前に控えた新製品のローンチに伴い、同ポジションの採用を急務で進める必要があった。しかし、市場平均年収と同社の年収予算に大幅な乖離があり採用に苦戦していた。

action

我々は顧客と候補者像の擦り合わせを行い、市場感と候補者のスキル・経験に関して議論を重ねた。ギャップを埋めつつ最適な人材獲得に向け方針を確定。その後弊社内にて候補者のサーチを急ピッチで実施した。。最初の人材リサーチ作業の後、10名ほどの適任であろう候補者に会い、同社の魅力をプレゼンし、合わせて候補者の方のスキル・経験のスクリーニングを実施した。

我々がスクリーニングした全ての候補者のうち、現在同領域で経験がある競合他社の方に目に留まった。その方には、同社のビジネスモデルへの深い理解と、今後のビジネスを進める上でのリスクやポイントを熟知していた。クライアントの事業計画を詳細にご紹介した後、彼は、クライアントのビジョンと同社製品に対する信頼感を持ち始めた。

日系医療機器メーカー薬事品質部門長_採用

result

ご紹介時、クライアントの要件が固まっていなかったこともあり、書類選考に時間を要してしまったが、再度のプッシュで面接へ。結果としては評価が高く、採用への熱が高まった。

しかし、プロセスの終盤にかけて、またいくつかの課題に直面した。書類選考の時間が掛かってしまったことから他社オファーが出てしまったのである。

同社のビジネスプランに興味が強かったものの、年収では数百万円の開きがあり、且つ同社の提示予定金額は現職よりも下がる可能性が高かった。

我々は粘り強く交渉し、再度市場感と他社状況を伝え、クライアント側は、彼の将来のキャリアのための投資として、予算を引き上げることに同意して頂いた。加えて、オンラインでの面談を実施していたが、ベンチャー企業の熱量を見てもらうためクライアントの協力を得てオフィスツアーを実施。これに対し、候補者側で入社のイメージが明確になり、結果クライアントからのオファーを受け入れて頂いた。

consultant's voice

クライアントから案件を受領する際に大切にしていることは、その企業の一員になったつもりでどのような方がフィットするのかを考え抜くことを意識しております。

そのためには先方からの具体的な情報を正しく受け、それを元に候補者像のイメージをもってアプローチをしております。

また、今回のように双方の希望に乖離がある場合も、その理由を確認し伝えることによって双方に納得感を持ってもらえるように努めております。

最後に、入社をさせて終わりというわけではなく、その後のクライアントに成長するようにという思いで業務にあたっており、入社後に双方から高い評価を頂けることが、この仕事に従事していて良かったなと思う瞬間でもあります。


取材・文責

中西 大士

チームマネージャー

ライフサイエンス業界、医療機器関連企業を担当。

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